「君のためなら千回でも」(2007)

アフガニスタンにもこんな時代があったとは。

The_kite_runner アフガニスタンを中心に、ソ連軍侵攻前から現代まで、30年の月日を描く物語です。

2人の少年の友情がある事件をきっかけにぶち壊され、修復されないまま国際関係悪化によって完全に分断されてしまいます。

その後2人は会うこともなく、物語は意外な展開へ…。

平和な時代と荒廃したカブールの描写が圧倒的。以前はアメリカ映画もふつうに観られたんですね、知らなかった。「荒野の七人」や「ブリット」の話を普通にしてる。どこでどう間違ってしまったのか、複雑な気持ちにさせられます。

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「ダーク・フェアリー」

せつなかったのは誰?

Dont_be_afraid_of_the_dark ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、せつなすぎるラストで傑作となった「パンズ・ラビリンス」のギジェルモ・デル・トロ監督が、製作と脚本を担当した「ダーク・フェアリー」。どうして自らがメガホンを取らなかったのか不思議ですが、少女が主人公のダークファンタジーとあって、あのせつなすぎるラストにどれだけ近づけるのか興味津々でした。

結論を言えば、ふつうに屋敷系のホラームービーでしたね。デル・トロのカラーもあるにはあるものの、最小限にとどめられていたような気がします。

それでも、ホラー映画としては十分におもしろい。テンポがよかったこともあり、まったく飽きることはありませんでした。

気になるラストは…?

せつなかったのは少女じゃなくて、あの人のほうではないかと。よく考えてみると、これはちょっとやりきれないな。

それにしても、地下室に潜むフェアリーって、魔物と言うより、ネズミじゃない?

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2011年度ベスト&ワースト

2011年に鑑賞した新作は72本。私的ベスト20とワースト作品を紹介します。

ベスト20

1 ブラック・スワン

2 ジュリエットからの手紙

3 SOMEWHERE

4 わたしを離さないで

5 ランナウェイズ

6 クロエ

7 猿の惑星:創世記<ジェネシス>

8 ザ・タウン

9 再会の食卓

10 ミッション:8ミニッツ

11 モンスターズ/地球外生命体

12 モールス

13 アリス・クリードの失踪

14 ヒア アフター

15 愛する人

16 50/50 フィフティ・フィフティ

17 アウェイク

18 スプライス

19 ピラニア3D

20 ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル

次点:ラブ・アゲイン

ワースト(順不同)

世界侵略:ロサンゼルス決戦

SUPER8 スーパー8

カウボーイ&エイリアン

エンジェル・ウォーズ

赤ずきん

※ダーレン・アロノフスキー監督の「ブラック・スワン」が「レスラー」につづき、V2を達成。快挙です! 「レスラー」とエンディングがおなじでも、いいものは、いい。ブライアン・デ・パルマの「キャリー」、「殺しのドレス」だっていっしょ。この2本は、私にとっていまだに”ヘビーローテーション”なのです。

上位を見てみると、女性映画が占めていることに気づきます。たとえば、こどもがよかったり、男くさい映画がよかったり、その年の傾向ってあるんですが、どうやら2011年は女性が強かったようです。7位になって初めて男(猿!?)が出てくるくらいですから。

振り返ってみると、2011年はエイリアンものがまったく振るいませんでした。かろうじて健闘したのが、「モンスターズ/地球外生命体」。観るまえはメチャメチャわくわくしていた「世界侵略:ロサンゼルス決戦」なんか、ふつうの市街戦じゃん!ってくらい、エイリアンは必要なかった。「スーパー8」は前半と後半で大違い…というか、よかったのは出だしだけ。西部劇に無理やりエイリアンをぶつけた「カウボーイ&エイリアン」も、観るだけ時間の無駄。もう、この手の作品には期待しないほうがいいのかも…。

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「幸せの始まりは」

設定が体育会系なのに…

How_do_you_know リース・ウィザースプーンがソフトボールにすべてをかけてきた女性で、オーウェン・ウィルソンがメジャーリーグプレーヤー。

主演俳優の中の2人が体育会系…のはずなんだけど、まったくそんなふうには見えません。

この設定からして、もう無理。

ふつうに文科系の2人でよろしかったんじゃないでしょうか。

むしろ、三角関係のもうひとり、ポール・ラッドのほうをバリバリの体育系にしちゃうとか。

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「リアルスティール」

人間のボクシングがなくなった理由が悲しい

Real_steele ロボット同士のボクシング興行がおこなわれる近未来が舞台。

”人間”の元ボクサーの父親と、離れ離れになっていた息子が再会し、ロボットボクシングを通じて父子の絆を取り戻していきます。

闘うのは人間に操られるロボット。時代は変わっているのに、話はベタベタです。普遍的な親子ストーリーってことなんでしょう。意識しているのかしていないのかわかりませんが「チャンプ」や「ロッキー」の要素がふんだんに盛り込まれています。意識していなくても、そうなってしまうのかもしれません。

ロボット同士の闘いに取って代わったのは、「より暴力的で派手なものが求められ、人間同士の闘いにファンが満足できず、従来のボクシングが廃れた」んだとか。

それって、なんだか、悲しい理由ですね。

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「サラエボ、希望の街角」

背景を知らないと…

Na_putu 過去のボスニア紛争、現在のボスニアヘルツェゴヴィナにおけるイスラム教徒の向き合い方。

これらの背景を知っておかないと、ちょっとわかりづらいかも。

基本は男女2人のラブストーリーなんですけどね。

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「ソフィアの夜明け」(2009)

ブルガリアの影

Eastern_plays ブルガリアの首都ソフィアに暮らす一組の兄弟。兄はアルコール中毒の治療中で、弟は過激派グループに加わります。

ある夜、ソフィアを訪れたトルコ人家族が、弟のグループに襲われ、偶然通りかかった兄が発見。

そこで出会ったトルコ人一家の娘に惹かれていく兄ですが…。

ブルガリアの名所を紹介するような観光映画では在りません。むしろ、社会主義政権崩壊後も決してよくはならない庶民の生活を浮き彫りにした現実を露呈するような作品。

いずれにしてもめずらしいブルガリア作品だけに、ほかと題材が似ていたとしても、興味深く観られます。

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「Mr.&Mrs.スミス」(2005)

スターの映画

Mr ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが競演。いかにもスター、といった感じの娯楽作品に仕上がっています。

このあと、トム・クルーズ&キャメロン・ディアスの「ナイト&デイ」、ジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリーの「ツーリスト」と男女の大スター競演作品が作られていくわけですが、こういった映画は、ただただ画面を見ているだけで楽しい。

もうそれだけで、お腹いっぱいです。

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「新幹線大爆破」(1975)

便乗傑作

Photo 70年代のパニック映画ブームに便乗して製作された和製パニックサスペンス。

当時、パニック映画と言えばオールスターキャストだったため、こちらも対抗。日本映画界のスターがこれでもかと出てきます。

そのうえ、ドラマもしっかりしていて見応え十分。2時間半があっという間に過ぎ去ってしまいます。

欲を言えば乗客のほうのドラマももう少し見たかったけれど、そこまでいったら支離滅裂になってしまうかも。

犯人と国鉄&警察サイドに絞ったのは正解でしょう。

現在の技術で走る新幹線でリメイクしたらどうなるか? やってみる価値はあるのではないでしょうか。

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「スーパー!」

かなりバイオレンス

Super 自作のコスチュームでスーパーヒーローになったオッサンが、浮気に走った妻をドラッグディーラーから取り戻すべく奮闘します。

コメディタッチでスタートはかなり期待大。

ところだ、だんだんアクションシーンのバイオレンス度が増してきて、少々うんざり。

コメディなんだかバイオレンスなんだか、最終的には喜劇が悲劇になってしまったって感じ。あれだけ登場人物が死にまくったら、笑えません。

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