「ビューティフル・マインド」(2001)
タイトルが幻覚?
アカデミー作品賞や助演女優賞、監督賞などを受賞した「ビューティフル・マインド」。いかにも賞狙いですよ、といわんばかりのタイトルで、私の鑑賞リストからは除去されてしまいました。そのうえ、アカデミー賞での作品賞受賞作とくれば、私のなかではかえって対象外になる確率が高いのです。
最初は学者たちによる難しい数式のお話かと思いきや、暗号解読の特技からスパイ活動をはじめるラッセル・クロウというサスペンスめいたストーリーに転換。そして、統合失調症による闘病生活における夫婦の苦悩を描く人間ドラマに変わっていく。
いやあ、ビックリしました。ラッセル・クロウを取り囲む人物の何人かが”幻覚”だったとは。「シックス・センス」のラストより、こっちのほうがショッキングでしたよ。いままでの人生で、あの人が幻覚だったとしたらどうしよう。そう考えると怖いですよね。
病気が発覚してからの後半は、ラッセル・クロウと妻を演じるジェニファー・コネリーが文字通りの好演。エド・ハリスやクリストファー・プラマーもよかったです。
いままで敬遠していたことに後悔しきり。「ビューティフル・マインド」なるタイトルにこちらが幻覚を見ていたのか、先入観が先走っていたんですね。
やっぱり映画とは観てみなければわからないもの。他人がいいといってもガッカリする作品もあれば、その反対もある。それにしても、「ビューティフル・マインド」はあざとすぎるぞ。ほかにいいアイデアはなかったのでしょうか? ものすごく損をしているとしか思えません。
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